アイマスKRの1st ST@GE in Japanに参加

【タイトル】THE IDOLM@STER.KR 1st ST@GE in Japan
【会場】ZEPPダイバーシティ東京
【日時】2017年4月7日(金)
1st Stage 開場13:00 / 開演14:00
2nd Stage 開場18:00 / 開演19:00
http://www.idolmaster-kr.jp/news#2017022702

平日のイベントということで参加を迷っていたのだが、最近アイマスの現地に行けてないので一般販売で1st Stage(昼)のチケットを取った。
先行抽選があっての一般販売なのだが、確か4/4までの期間中最後まで買える状態だった。加えて自分の発券分が4列目だったので、キャパが埋まるか心配になる。(会場では当日券が売っていた)

アイマスKRについて個人的なところ

去年いきなり発表された時は驚いたが、久々にアイマスの斜め上の展開が来たとニヤニヤしていた。どうも最近無難な展開が多かったので(それはそれで大事だが)、予想も期待もしてない方向から弾が飛んでくるのは楽しい。
SideMの時みたいに新しいファンが増えるのはうれしいことだし、こちらも新しい世界が見られる。
とはいえ自分はKPOPは全く詳しくなく、日本のアイドル文化(こっちも詳しくない)とは違う方向性という話を聞いたことがある程度。逆にあまりネガティブなイメージもなかったり。
元々韓国のPも熱心な方が多い。(アイマスKR発表時にはあちらも当惑していたが)
通常のアイマスライブは声優さんのステージを見るので、声優以外の方を見た時にどういう印象を持つかという好奇心もあった。

それで最初のオーディションの時は動画を見たりしていたが、日本語の情報がほとんど出なくなり、本国では色々進んでるらしいけどよく分からんという状況が続いていた。
それでやっと日本でイベントをやるということで、記念すべき1stだし参加してみようと思った次第。

開演前

会場のZEPPダイバーシティ東京は初めて参加する会場で、入口に「Zepp Tokyoとは違います」と張り紙があり混乱するも、そこで合ってた。
ロビーには小さいながら物販があり、公式ペンライト1500円、CD2種が1500円と2000円、生写真が1枚500円、自撮り缶バッジのガシャポンが300円というラインナップだった。

会場の感じでは公式ペンライトを買った人が多いようだった
。自分はペンラProを持参していたが記念に購入。青一色で、ボタン電池3個という仕様。ただ最近のアイマスの公式ペンライトとはメーカーが違うらしく、造りに粗が目立つ。実際物販には「購入後に点灯するか確認してください」という張り紙があった。

CDはライブ後に買ったのだが、Type-AとType-Bがあり通常版とDVD付版という違い。DVDはPVとそのメイキング映像。どちらのCDも韓国語版歌マスが入ってます。
R.G.Pの中でA-SideとB-Sideという2つのチームがあるらしいので、それでCDが分かれてるのかと思い両方買ったのだがそういう訳ではなかった。ちなみに会場で買うと特典会(握手会と撮影会)の参加券がついてくる。

フラスタは2本、バンナムとハングルで読めないところから。
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ホール内はパイプ椅子が並んでいる。40分ほど前に入場したが、集まりはよくない。自分の席は4列目左寄り。開演前に隣のPと話したのだが、奇遇なことに同じ浜松から遠征した方だった。 

周りを見渡してみると、普段のアイマスイベントと随分客層が違う。先行抽選の席が中央のブロックで左右が一般販売の席のようだったが、中央のブロックは30代中心の男性ばかりで、あまりオタ臭のしない方々。失礼ながらサクラも疑ったが、どうも前々からの出演者のファンだったようだ。
あまりサイリウム文化が濃くないらしく、一定のテンポで小さく振るのみ。バラード曲でも「捧げ」(ペンライトを下から上に動かす)をしない文化らしい。
ウチワを持った方もいた。KPOPファンて若い女性のイメージだったがおじさまも多いんですね。

その後ろは年配の女性が並ぶ。これには事情があって、実写ドラマのプロデューサーは2人いて、その内の2枚目役の俳優が割と有名な韓流スターだとか(隣のPから聞いた)。(訂正:プロデューサーは1人で別に社長がいる。)その俳優の公式サイトからイベントを申し込んだ方々だそうだ。初めは出演者のご家族かと思った。一応登場はサプライズ扱いだったようだけど、ファンの方は来ることを知ってたわけだね。でもライブが始まったらいきなり踊りだしたのは驚いたw

プロデューサー達がいるサイドのブロックには他にKPOPファンと思われる若い女性の姿もちらほらあった。

最後列がどうもイベンター気質っぽい方々が並んでいたようだ。MIXやイエッタイガー、咲きクラ、叫びなどアイマスとは違う文化な人たちだったが、今回について言えば厄介勢というほど迷惑に感じなかった。Pだけでは盛り上げきれなかったと思う。自制も効いていて、MC中のレスポンスも良かったし。
ここまでで大体会場の前半分。後ろ半分は人が入っていなかった。2Fは言うに及ばず。

ライブ中のコールを見てみてもプロデューサー率は思ったよりかなり低い。歌マスのコールを入れていたのは1/4以下だったと思う。そういう意味ではステージングだけではなく、観客側からも異文化を感じるイベントとなった。

会場のモニタにはR.G.Pのロゴと1st ST@GE in Japanの文字。アイマスの文字はない。

開演後 ライブステージ

出演者の映像が流れ、アイドルマスター.KRのロゴが映し出されるが、普段のアイマスライブと違い歓声は起こらない。盛り上がるか若干不安になるも、1曲目の『Dream』ではPからコールが入る。「Let’s go」「Go Go Go」とフッフーフワフワなど。自分はYouTubeの公式MVだけ予習して行ったが、もう一曲の『One for All』よりもコールは入れやすい。振り付けで2人組になるパートが良い。

続いて『ACACIA』。CDに入ってる曲だが、ドラマ内のライバルユニットの曲で、今回は口パクでダンスのみ。MCで口パクと言われて初めて気づいた。それだけダンスしながらの歌唱に安定感があったということだろう。バックのCD音源も結構入っていたこともあるだろうけど。
あと全員曲の締めは集合してポーズを取るのだが、それがすごくきれいだった。 

次にMC。右端のSoriさんと左端のユキカさんがメインの進行。Soriさんは1次オーディションの時にYouTubeの映像を見て知っていた。

知名度が高いらしく、観客席から名前を呼ぶ声も多い。日本語もかなり流暢。横一列に並ぶと大体ロングのストレートで髪色も同じくらいなので見分けが難しい。その中で唯一のタイ人のミントさんは一際背が小さく、褐色の肌とケモ耳のような髪型で目立つ。センターになった時のバランスが良くて人気が出そうな気がします。
ステージを見て気になったのは韓国女優っぽい美人のスジさんとセミロングのジスルさん。ジスルさんは見た目は一番清純ぽい(言葉選びが難しい)のだがダンスにセクシーさがある。
ジスルさんはボーカル担当と自己紹介してたけど、他の出演者も上手かったので飛び抜けた印象はなかった。声量はありますね。
両端の2人以外は日本語はたどたどしいのだが(詰まると横の出演者から日本語が飛んでくる(「○○じゃない?」))、それでも一生懸命挨拶してくれたのが好感。夜の部の配信と比べてもかなり固かったなあ。特に他の出演者が喋ってる時のヨンジュさんがすごい真顔だった。

その後はトリオ、デュオ、ソロ曲でCDにも入っていない新曲初披露。『Memories』という曲もあったがラブライカじゃない方。
たぶん『Wanna be a Star』という曲だと思うのだが、ラップパートのハソさん?の声がレーザービームのように空間を貫くような声ですごく良かった。
 

ライブ中何度か衣装チェンジがあったがスカートの形が共通(色は変わる)。普段のアイマスライブの衣装よりかなり丈が短いが、中は黒いスパッツとキュロットの中間のような短パンになっている。どうも形状と生地が意図的にヒラヒラしやすいように作られているようだ。踊る出演者もスカートのひらめきをものともしない感じ。MC中のミントさんのHIPHOPダンスでもかなりスカートが暴れてた(流石に恥ずかしそうだったが)。
上のジャケットは何度か替わったが、制服風が多かった印象。制服風衣装ってAKBとか日本のアイドルっぽい気がするけどKPOPでも着るものなんだろうか。
KPOPといえばセクシーなダンスのイメージがあり、そこが苦手という人もいると思うが、今回のライブについて言えば、セクシーな部分ももちろんありつつ、それはかっこよさの一部であり、それに元気さ、かわいさをプラスしたようなステージングだったと思う。

ここでMCに入る。プロデューサー役の方が登場した時はオール韓国語だったのだが、ファンの方は理解していたらしい。ずっとかっこいい話し方、かっこいいポーズをしていて大変だなと思いました。
ジェスチャーゲームして買った方のチームのサイン&チェキ色紙が5名に当たる抽選会があり、結局負けた方の色紙もプレゼントになったのだが当然自分は当たらず。
この時のMCだったか忘れたけど本家アイマスの曲を使わせてくれてありがとう的な感謝を会場のバンナムスタッフに伝える場面があった。

この後のセトリはたしか『One for All』→『THE IDOLM@SER(韓国語版)』で一旦はけて『Dream』ではけて(ここでアンコール?)『アイ MUST GO!』→カバーダンス(他アーティストの既存曲を踊る)という流れだったと思う。(追記:正しくは『THE IDOLM@SER(韓国語版)』→カバーダンス→『One for All』(アンコール)『Dream』→『アイ MUST GO!』だったらしい。)
なかでも『アイ MUST GO!』は完全に予想外で、しかも1番2番は韓国語、大サビが日本語という構成。この曲はアイマス10週年ライブのテーマ曲で、10年を振り返る内容なんですよね。それを始まったばかりのKRで歌う意味よ。ずるすぎて泣いた。この時はステージ上でも泣き顔で歌ってた。ハングルになっても泣き曲なのだなーと。(爽やかな曲でもあるけど)
『One for All』の時はスマホなどで撮影OKタイム。この辺はKPOP文化ですね。
歌マスはKPOPぽいアレンジ。2回目の『Dream』もコールが固まって声が大きくなっていた。この辺りは出演者の固さも取れてきて、客席の色んなところにレスをするようになっていた。

最後にアイマス最高コールも小さいながら一応あった。アンコールと同じくあまり揃わなかったが。

ライブ後 ハイタッチ・特典会

R.G.Pのハイタッチより先にプロデューサー役の俳優とファンのハイタッチ(実際はハグだったらしい)。
ハイタッチは会場からロビーまでの間の廊下で、出演者が一列に並び、長机を挟んで客が流れていく形。ハイタッチやることは知ってたのでなにか韓国語で一言言おうと思い、行きの新幹線の中で調べていたが、どうも出演者みなさんが「ありがとう」で統一してるっぽいのでこちらも「ありがとう」と言うことにした。ハイタッチは出演者が両方の手のひらを上げているのでそこに手のひらを合わせる。そのため数秒ではあるが一人ひとりと正対することに。まだ見分けつかないのが悔やまれる。

その後は現地CD特典の撮影会。どういうふうにやるのかと思ったら出演者10人の真ん中に椅子が用意されていて、そこに一人ひとり座るもの。撮影は各自持参のスマホ、カメラでスタッフの方が撮ってくれる。一眼レフにはやや苦戦していた。私もせっかくなので参加。終わった後にカムサハムニダと言ったら皆さん喜んでくれたので良かった。

(実はハイタッチと撮影会の間に握手会があったらしいのだがいつの間にか終わってた。確かに撮影会の列に並んでいる時に握手している人たちがいるなーとは気づいていたのだが)

まとめ

今回のイベントは普段のアイマスライブと違ったカルチャーギャップを楽しむことが出来た。曲の雰囲気や振り付けもそうだし、出演者の方も声優とは違った雰囲気だし、客席もプロデューサー、KPOPファン、韓流ファンとカオスな感じだった。そうした部分を含めて一つの空間を盛り上げることができたのは幸運だったと思う。これから日本でもイベントやると言っていたし、また参加したい。
アイマスKR、推せる。

その他

  • 夜の部は初めと終わりの15分ずつネットで中継があった。自分は移動中だったのであまり見れていない。公式Twitterの写真だと2Fまで席が埋まっているようだ。
  • 昼の部と連続で参加した方もいるようで、よりコールも盛り上がっていたよう。P率も上がったのかな?
  • 運営が集客に不安を感じたのか、無償招待枠プレゼントという企画をやっていたらしい。当日のTwitterでも招待枠当たったので一緒に行きませんかツイートを見かけた。自分はお金を払って参加した立場だったが、チケットを買った人向けの特典で直筆サイン入りの出演者写真の入った紙を貰ったので満足。(隣の人と比べたらサインが微妙に違ったので直筆だろう)
  • 翌日はゲーマーズなどでインストアイベントをやるらしい。全体的に情報告知が直前なことが多い気がする。前々日渋谷でチラシ配ったりとか
  • バンナムが絡んでないからなのかサイリウムのレギュレーションがなかった。ジャンプ禁止とかも。
  • 退場する時にプレゼントBOXを覗いたらプロデューサー役の人のが一番多かった。

ほかプロデューサーの感想記事